分散投資って聞くけど、何を買って分散させればいいの?国ごと、業界ごと、銘柄ごと、、、興味ないから調べたくもないよー。だれか勝率の高い銘柄を全部選んでー!こう叫びたくなるのは私だけではないはず(笑)実はそんなものがあったんです!投資初心者から上級者までみんなが愛用しているもの、それが全世界株式インデックスファンドでした。でも、本当に信用していいの?胡散臭い・・・。中身と実績を知れば、なるほどー!ってなるはず。これを読めば、投資の大事な考え方も理解でき、自信を持った投資が資産の最大化へつながります。一緒に勉強していきましょう!
インデックスファンドとは?
簡単に言えば、いろんな株の詰め合わせパックのこと!
お弁当みたいなもので、いろんなおかずという名の株がたくさん入っています。
メインはお肉で、そこに野菜と魚と漬物って具合に、メインはアップル株でそこにマクドナルド・アマゾン・マイクロソフトの株も少しずつ入れたお弁当が税込み500円!っていった具合です。
お弁当にするポイントを紹介します!
- お弁当には各食材(国、業種、銘柄など)がバランスよく入っている
- 定期的にお弁当の中身を人気の品に入れ替えてくれる
- 1万円なら1社しか買えない場合もあるけど、お弁当で買えば何百、何千社も入ってる
つまり、分散投資がされている商品を買うことができ、その上に定期的に人気の商品に入れ替えまでしてくれるという優れものです!
ではお弁当に何を入れるか?それは、インデックスファンドの商品ごとによって異なります。
本当に様々なインデックスファンドが存在しますが、ここでは大人気の世界株式インデックスファンドを紹介していきます!
全世界株式インデックスファンドって?
地球全体の経済成長にかける、それが全世界株式インデックスファンドです。
また、投資初心者から上級者まで好んで選択するインデックスファンドです。
国、業界、銘柄まで幅広く何千社もの株詰め合わせされており、究極の分散投資といっても過言ではありません。
通常であればインデックスファンドを選ぶ際に国や業界を選ぶ必要がありますが、全世界株式インデックスファンドはそれすら不要なのです。
それではどんな形で分散されているのか見ていきましょう。以下は代表的な全世界株式インデックスファンドの商品である「eMAXIS Slim全世界株式」です。(2024年3月時点)
全45か国に投資されていることが分かります。
どの国も平等な割合で買っているわけではなく、経済規模が大きい国は優先的に買っています。
アメリカは最も大きい経済規模の国なので、6割近くを占める結果となっていました。
また、経済規模の大きい先進国だけでなく、これから発展していく可能性のある新興国にも投資されている点も忘れてはいけません。
業種もメジャーからマイナーなものまで幅広く網羅されています。
ただし、地域別同様に平等な割合ではなく、時代のトレンドに合わせて割合が決まっています。
2024年現在ではハイテク、金融、ヘルスケア関連が全体の50%近くを占める結果となりました。
個別銘柄も平等な割合ではなく、時価総額によって割合が決まっています。
誰もが知るアップル、マイクロソフト、アルファベット(Google)のハイテク株がTOP3を占める結果となりました。
ここまでの徹底的な分散度合い、感服いたします。。。
ここまでやってくれてあるなら、勉強しなくてもこれだけ買えばいいんじゃない?って思えちゃいますね。
ポイントはこのようになります!
- 地域別、業種別、銘柄別と様々な観点で分散したお弁当を作ってくれている
- お弁当の中身は定期的に入れ替わり、人気なものを優先的に詰めてくれている
全世界株式インデックスファンドのパフォーマンス
ここまで読んでいいなと思っても、いざ買うとなると今まで買った人は損してないのかなって気になりますよね。
以下は全世界株式インデックスファンドの直近7年のチャートになります。
当然リスクはあるのでマイナスの年もありますが、全体的に右肩上がりの魅力的なチャートになっています。
次は過去の実績から導き出した年平均リターンです。
例えば、直近1年持っていた人は30.9%増えたことを表し、30年持っていた人は年平均8.7%増えたことを表しています。
いつ買ったとしても8%以上のリターンが見込めることが分かります。
では、利回り8.7%で毎月5万円積み立てていったらどうなるのか見てみましょう。
30年で投資額1,800万円が約8,000万円まで膨れ上がっていることが分かります。
20年で見ても、投資額1,200万円が約3,100万円になります。
複利効果で長く運用するほど運用益は加速度的に大きくなるのでこのようなグラフになります。(※複利効果はまた別の記事で紹介予定です)
毎月5万の投資はなかなかに大きい額ですが、夢がありますね!
貯金よりよっぽど良い!
ポイントは次の通りです!
- 世界全体としては経済成長し続けており、それは過去の歴史から証明されている
- 世界経済が成長し続ける限り株価は上がっていく
全世界株式インデックスファンドを長期保有するコツ
パフォーマンスの章で説明の通り、全世界株式インデックスファンドは長期目線でみると右肩上がりです。
なので、長期で保有できる人が向いていると言えます!
逆に短期売買したい方には向いていません。
株を始める前には長期保有すればいいだけかーって思いますが、これが案外難しいんです。
始めたばかりの頃は数分、数時間ごとにチャート見ては一喜一憂しちゃうんです。
増えていればいいですが、減った時に今まで得てきた知識が信じられなくなり売ってしまい、株の世界から足を洗ってしまう人までいます。
特に資産が減っているときはその原因をSNSやニュースなど様々なメディアから探し、誤った認識で分かったつもりになる人が非常に多いです。
私もその1人でしたから、、、
短期目線と長期目線を混同させ、「短期的には下がる傾向にあるよ」と発信している情報を「これからは下がる一方かも」と解釈してしまうんですよね・・・。
確かにネットには短期なのか長期なのかは書いてないので、私も初心者の頃は何度騙されたことか・・・
ずっと上がり続けると言い切ることは誰にもできませんが、それでも過去の実績は信用に値する材料と言えるでしょう。
長期での保有が前提になるので、長く保有するためのポイントを伝授します!
- 1年くらいは大きな金額を投資しない(初めの頃は1,000円動くだけでもドキドキしちゃいます)
- 歴史上、常に最高値を更新しつづけていることを理解する
- 自動積立設定にしておく
- 下がっている時こそ絶好の買い場が来たと喜ぶ
- どうしても売りたい衝動が抑えきれないなら売ってしまい、あとで上がった時に反省してみる(残念ながら実はこれが一番効果あるかもです笑)
信託報酬が低い全世界株式インデックスファンド
投資信託全般に言える話ですが、運用には信託報酬(運用コスト)がかかってきます。
しかし、インデックスファンドのコストは微々たるものでした。極めて低く設定されていますので安心してください。
おおよそ0.1%~0.5%であり、100万円投資しても年間1000円程度です。
「eMAXIS Slim全世界株式」の場合、2024年3月時点では約0.05%とさらに低く、100万円投資しても年間500円程度です。
どれぐらい安いのかをみるために、インデックスファンドと対になるアクティブファンドで比較してみます。
詳細は割愛しますが、インデックスファンドより高い利益を求めるのがアクティブファンドです。(高い利益を目指していますが、実際にインデックスファンドより高い成績をあげられている商品はほんの一部であること、ご注意ください)
項目 | インデックスファンド | アクティブファンド |
---|---|---|
信託報酬 | 0.1~0.5%程度 | 1~2%程度 |
100万円投資した場合の年間コスト | 1000~5000円 | 1~2万 |
アクティブファンドの信託報酬(運用コスト)は1%~2%が相場であり、インデックスファンドより10倍多くなっています。
100万投資した場合は年間1万円です。インデックス投資は1000円なので、インデックス投資がいかに安いかが分かります。
- 信託報酬という名の運用コストがかかる
- インデックスファンドの場合、年間でおおよそ投資金額の0.1%~0.5%程度ととても安い
まとめ
全世界株式インデックスファンドについて紹介してきました。
初心者にオススメでありながら、実は上級者も愛用を宣言しているインデックスファンドです。
ポイントを整理しましょう!
- 国、業種、銘柄とあらゆる要素で徹底的な分散投資がされている
- 過去の歴史を振り返ると右肩上がりで、最高値を更新し続けている
- 長期保有できる人が向いている
- 信託報酬(運用コスト)は安い
- 投資上級者も御用達
全世界株式インデックスファンドの魅力が伝わったでしょうか?
お金は自ら働いて生み出すだけと思っている人も多いですが、お金自身にも働いてもらって2馬力で稼ぐことができるんです!
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資産の最大化を一緒に目指していきましょう!
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